研修情報

生涯研修、認定社会福祉士について

生涯研修制度

兵庫県社会福祉士会では、生涯研修制度を設けております。この制度は社会福祉士会に所属する社会福祉士が、自ら研鑽を重ねていくことを目的としています。また、本会の生涯研修制度は、認定社会福祉士取得のために必要な単位の一部が取得できるようにプログラムされています。生涯研修制度は、「基礎課程」と「専門課程」の2つの課程があります。

1.基礎課程

「基礎課程」は、入会してはじめに受けていただく研修課程です基礎課程は、基礎研修Ⅰ、基礎研修Ⅱ、基礎研修Ⅲの3つの課程からなり、基礎研修Ⅰから基礎研修Ⅲまでのプログラムは、日本社会福祉士会が構築したものです。基礎研修Ⅰから基礎研修Ⅲの順で受講し、3年間で受講修了していただくのが目安です。全プログラムを修了すると基礎課程修了となります。

2.専門課程

「専門課程」は、基礎課程を修了した会員が自ら研修計画を立てて、受講していく課程です。社会福祉士であれば共通に必要な内容である共通研修と働く分野領域によっての専門的な内容である分野研修の2つの研修に分けられます。また、「スーパービジョン」も研修として扱っています。

専門課程は、それぞれの区切りごとに、第1期専門課程、第2期専門課程・・・・・として、社会福祉士である限りは研鑽を積み重ねる課程です。必要な単位数を修得したら、課程修了の申請をします。


◆社会福祉士法及び介護福祉士法 第47条2(資質の向上の責務)

社会福祉を取り巻く環境の変化による業務内容の変化に適応するため、相談援助に関する知識及び技術の向上に努めなければならない。

◆日本社会福祉士会 生涯研修制度基本規則 第2条(会員の義務)

会員は、生涯研修を通して、常に専門性の向上と自己研鑽に努めなければならない。

◆日本社会福祉士会 生涯研修制度基本規則 第3条(会の責任)

本会は、会員に対して生涯研修の情報と貴会を提供し、会員の生涯研修を支援しなければならない。

◆社会福祉士の倫理綱領・行動規範 Ⅳ 専門職としての倫理責任

1.(専門性の向上) 社会福祉士は、最良の実践を行うため必要な資格を所持し専門性の向上に努めなければならない。
1-1 社会福祉士は、研修・情報交換・自主勉強会などの機会を活かして、常に自己研鑽に努めなければならない。
1-2 社会福祉士は、常に自己の専門分野や関連する領域の情報に精通するよう努めなければならない。
1-3社会福祉士は、自らの実践力を明らかにするために、専門性の向上に合わせて必要な資格を取得しなければならない。

認定社会福祉士制度

認定社会福祉士とは

社会福祉士及び介護福祉士法の定義に定める相談援助を行う者であって、所属組織を中心にした分野における福祉課題に対し、倫理綱領に基づき高度な専門知識と熟練した技術を用いて個別支援、他職種連携及び地域福祉の増進を行うことができる能力を有することを認められた者をいう。

認定上級社会福祉士とは

社会福祉士及び介護福祉士法の定義に定める相談援助を行う者であって、福祉についての高度な知識と卓越した技術を用いて、倫理綱領に基づく高い倫理観をもって個別支援、連携・調整及び地域福祉の増進等に関して質の高い業務を実践するとともに、人材育成において他の社会福祉士に対する指導的役割を果たし、かつ実践の科学化を行うことができる能力を有することを認められた者をいう。