兵庫県社会福祉士会について

設立趣旨、倫理綱領

設立趣旨

兵庫県社会福祉士会は、社団法人日本社会福祉士会の兵庫県支部として、1993年7月に発足しました。2009年には一般社団法人格を取得いたしました。 2013年の7月には任意団体設立から20周年を迎えました。 本会では、研修、情報提供、学会活動等を実施し、社会福祉士の自己研鑽と資質の向上を目的とした活動を行っています。

倫理綱領

定款

組織体制

各委員会

生涯研修センター
社会福祉士は生涯を通じて自らの専門性及び能力を高めていく必要があります。本会では社会福祉士としてふさわしい専門的な力量の獲得を支援するために生涯研修制度を定め、この制度に基づき生涯研修センターを設置しています。 当センターでは、新人社会福祉士の育成と認定社会福祉士の養成、社会福祉士の専門性の向上に関する支援、資格制度の充実、発展ならびに普及啓発のために、生涯研修事業に取り組んでいます。
福祉相談センター「ここねっと兵庫」
ここねっと兵庫では、福祉に関する悩み、困りごとなど、本会の各分野の専門委員会が、電話・F A X・メールを活用して相談に乗ります。
電話:078-222-8107(10:00 ~ 16:00、年末年始を除く平日) FAX:078-265-1340
※回答には一週間程度お時間をいただく場合があります。ご了承ください。
研修委員会
当委員会は、現在コロナ禍で実施出来てない各種施設見学を始め、専門職のストレスマネジメント、社会福祉セミナー等の各種研修及び夏・冬の会員交流事業を通じ、社会福祉士としての資質向上と会員相互の情報交換、交流の場を提供しています。また、他の委員会や各ブロックと協同し、社会福祉士としての基本的な知識、技術、価値を身につけるための基礎研修の運営に携わっており、認定社会福祉士の資格取得に向けたスキルアップにも協力しています。委員会は月一回、基礎研修終了後に開催をしています。経験は不問ですので、研修の企画、運営に携わってみたいという方の参加をお待ちしています。
調査研究委員会
当委員会では、毎年、研究誌「兵庫社会福祉士」を発行しています。本会が主催または共催した講演会・研修・各ブロックでの活動・会員からの自由投稿などを織り交ぜ、「これからの社会福祉士はどうあるべきか」を常に問いかける意識を大切にして発行しています。
国家試験対策委員会
当委員会では、社会福祉士国家試験の合格を目指す「受験生のために活動すること」を共通目的として活動しています。主な委員会の活動は、受験対策講座、ゼミ(弱点克服のための個別指導)、直前対策講座の運営、試験当日の激励、合格祝賀会といった活動があります。 当委員会主催の受験対策講座等は働きながら、国家試験の取得を目指す方が多いのが特徴で、受講者に効率の良い勉強方法や、最後までモチベーションを保ちながら受験日を迎えられるようなフォローを大切にしています。結果、毎年、受講生の国家試験合格率は全国平均を大きく上回っています。また、受験対策講座を受講して合格された方々を招待し合格祝賀会を盛大に開催し、新しい仲間を歓迎しています。
広報委員会
当委員会は、社会福祉士の活動に関する広報、会員相互の意識向上および情報交換を目的としております。県民のみなさまへ向けては広報誌の発行やホームページの運営を、会員に向けては機関誌の発行やメーリングリストの運営といった活動をしています。 インターネットを活用し、スピーディな情報公開を心がけておりますので、是非ご覧ください。
相談委員会
当委員会は、高齢・障害・児童ほか生活困窮や成年後見などの各専門分野で活躍している会員がメンバーとなり活動しています。活動内容としては、毎月第2土曜日午後1時から4時まで、事務局にて「福祉何でも相談」を実施するほか、隔月で定例委員会を開催し(Zoom参加可)、相談業務に必要な各分野の新しい情報や困難ケースなどについての勉強会を開催しています。また、年に一度ですが、「何でも話そう座談会」を開催し、働く分野が同じでも異なっていても、共通するジレンマ・不安、あるいは達成感があることを共有する機会となっています。
ソーシャルワーク研究委員会
当委員会の活動は、概ね隔月に1回、日曜日の午前中に継続して学習会を開催しています。「ソーシャルワークの理論を実践から読み解き、理解を深める」をテーマにした自主的な学習会です。具体的には、事例を持ち寄りみんなで読み解いたり、参考図書を読んで話し合ったり、参加メンバーが疑問に感じた事柄を一緒に考えてみたり等、色々な方法で理論の理解を深めようと試みています。気さくな雰囲気の中で、日頃の実践についてお互いに検証や報告をし、悩みの相談をしたりしながらソーシャルワークの基礎となる「理論」の理解に繋げたいと考えています。
高齢者・障害者虐待対応委員会
当委員会では、虐待対応に特化したソーシャルワークを実践することにより、虐待の防止、早期発見、迅速な対応に資することを目的に活動をしています。
  1. 専門職の派遣
    • 兵庫県弁護士会と「虐待対応専門職チーム」を設置し、県下市町に研修を積んだ専門職を派遣して、個別ケースや事例検討会への助言や研修の講師。
    • 事業所等への研修講師の派遣
  2. 研修会の開催
    • 兵庫県から委託を受け、県下で複数回下記研修を市町職員や事業所職員対象に実施。『高齢者虐待対応力向上研修』『障害者虐待対応力向上研修』
  3. 委員会活動
    • おおむね2ヶ月に一度開催し、各委員の活動報告や振り返り研修などを通じて、専門職としての質の向上にも努めています。
ぱあとなあ兵庫
ぱあとなあ兵庫では成年後見制度に関する次のような活動を行っています。
  1. 成年後見制度の普及・啓発活動。成年後見に関する研修会や勉強会の講師の派遣。
  2. 成年後見等の相談・支援活動。「成年後見制度の利用を考えているが説明を聞きたい」等の成年後見の申立に関する相談への対応、自宅、施設等へのぱあとなあ会員の派遣。
  3. 成年後見人等の紹介・受任活動。
「ぱあとなあ兵庫」には約500名が登録、受任件数は1800件を超えています(2021年1月現在)。会員同士の交流や事例検討会、弁護士会や司法書士会との交流等により研鑽を重ねています。申立段階での後見人候補者の紹介も行っています。
地域包括支援センター支援委員会
当委員会は、地域包括支援センターに配置されている社会福祉士の支援を目的とし、定期的に集まり情報交換や地域で起きている課題を共有し、解決に向けた対応を考える活動をしています。委員会主催の「地域包括支援センター初任者研修」の開催の他、県から委託を受けて”地域包括支援センターに配属された職員の定着”を目的に「困難事例対応力向上研修」を実施しています。地域包括ケアの確立に向け、現状と課題を明らかにし、各地で頑張っている社会福祉士とともに課題解決に取り組んでいきます。
こども家庭支援委員会
委員会では子どもの権利条約や、改正された児童福祉法で謳われている「こどもの最善の利益」を第一に据え、社会福祉士が「こども家庭福祉分野におけるソーシャルワーカー」として、求められている活動に対応できる体制を構築・維持していけることを目指し委員会活動や研修の企画運営に取り組んでいます。また、県内各地の自治体から専門委員派遣依頼もあり対応しています。これらの事業を充実発展させつつ、委員一人ひとりの得意分野や強みと熱い想いを活かし、職能団体として行政や地域社会と連携・協働できるよう、さらに委員会活動の幅を広げているところです。
実習教育支援委員会
当委員会は、社会福祉士取得を目指しているみなさまに、「相談援助実習」からの学びをより実践的に深めるサポートをしています。また、実習受け入れ施設・機関の実習指導者である社会福祉士への講習なども定期開催しています。これからも、社会福祉士に興味を持つみなさまとの交流を積極展開していこうと考えています。
障がい福祉委員会
当委員会は「障がい者」支援に興味を持っている会員が知識を深める場として活動しています。「障がい」を理解する為に事例検討会やテーマを適宜選択し、会員同士で話し合いを行っています。テーマを通じ意見交換や情報交換をするとともに専門性を高めています。
更生支援委員会
更生保護とは犯罪を犯した人や非行のある少年を社会内で適切に支援することにより、その再犯を防ぎ、非行をなくし、これらの人々が改善更生することを目指すことによって、社会を保護し、個人及び公共の福祉を増進する事を目的とするものです。こういった更生保護に係る支援は、矯正施設を退所した人へいわゆる出口支援のみならず、被疑者・被告人段階の入口支援も含んでいます。 当委員会は、社会における支援としての更生保護について、そのあり方や実践を定例会や研修会などで研鑽を重ね、社会福祉士としてのソーシャルワーク実践に活かしています。
独立型社会福祉士支援委員会
当委員会は既に独立開業している、あるいは将来の独立開業を目指す会員を応援しています。事業者として必要な知識をその分野の方に学ぶ「開業セミナー」、事業展開や福祉活動の手段を開業者の実践から学ぶ「実践報告会」などの研修を企画・開催しています。また、事業の安定した運営や独立開業者の孤立防止にお役立ていただくために、県内外の広範囲に向けての情報発信や交流会活動に力を入れています。
地域移行支援委員会
精神障害のある方が精神科病院を退院して地域生活を送るために、当委員会では退院支援員への支援会議や学習会を開催しています。支援会議は、奇数月の第4木曜日の19時から、兵庫県福祉センターにて開催しています。
生活困窮者支援委員会
当委員会は、既存の年齢・対象別の制度施策で対応できないニーズ、例えば、引きこもり、8050問題、ヤングケアラー、LGBTなどの支援について、国の進める「地域共生社会」に向けた「包括的支援体制」に向けて、定例会、学習会等により課題の理解を深め、相談支援機関の担当者等、相談援助業務にかかわる専門職の支援を行っていきます。また、認証研修「滞日外国人ソーシャルワーク研修」(隔年開催の予定)を主宰するほか、弁護士会等の職能団体と連携を図り、武庫川河川敷の巡回相談等(年2回)を行っています。なお、定例委員会は、偶数月の第1日曜日1012時、オンライン開催または対面方式を適宜交えて開催します。
災害支援委員会
本会は、1995年1月の阪神・淡路大震災では、宝塚市や神戸市内の避難所や仮設住宅等への被災者支援活動を行ってきました。2011年3月の東日本大震災、2014年8月の広島豪雨、2016年4月の熊本地震とともに、2018年6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨、9月の台風21号による風水害など、近年は地震や風水害等の自然災害が頻発しており、これらの大規模な自然災害等が起きた場合には、災害支援金の送金や災害支援員を派遣するなど積極的な支援を行っています。 当委員会は、災害による社会の緊急事態に対して福祉専門職である社会福祉士が災害支援活動を実施することを目的に活動しており、2018年度は、認証研修「災害支援活動者養成研修」を近畿ブロック共催研修として実施し、災害支援を行える人材の育成に取り組んでいます。 また、県からの委託事業「福祉専門職対象防災対応力向上研修」、「防災と福祉の連携促進事業」の実施について協力するなど、幅広く活動しています。

地区ブロック

兵庫県社会福祉士会の各地区ブロックの地図画像。神戸・阪神・東播・西はりま・但馬・丹波・淡路の7つのブロックに分けられている。
神戸ブロック
当ブロック圏域内には大学をはじめ養成機関、他の職能団体、福祉関係機関なども数多く、これら諸団体との関係を築きたいと考えております。研修は会員のみならず、広く一般の方にも間口を広げております。研修内容等は当会のホームページ等で逐次掲載しますのでご確認ください。
阪神ブロック
当ブロックでは、地域部会( 尼崎、芦屋・西宮、三田・宝塚・伊丹、猪名川・川西) を中心に、部会ごとに勉強会や交流会などを企画し、地域で活動を展開するため、2ヶ月に一度の役員会を開催しています。また、新型コロナによる影響はありますが、オンライン等の活用を図り、秋には「定例学習会」を開催し、その時々の福祉課題をテーマに学習を深めるとともに、新年会やナイトカフェなど、会員相互の交流をはかっています。さらに、国家試験対策委員会や他のブロックと共同し、自主ゼミ(国試対策ゼミ)を開催しています。阪神ブロックの活動には、他のブロックの方や一般の方の参加も歓迎しています。ご参加をお待ちしています。
東播ブロック
当ブロックの区域は、明石市、加古川市、西脇市、三木市、高砂市、小野市、加西市、加東市、多可郡多可町、加古郡稲美町、加古郡播磨町の8市3町からなっています。主な事業として、福祉専門職の地域活動に有意義な環境づくりを目指し、年間を通じ各地区で交流事業「集い場」を、毎年1~3月に地域性を重視した「自主企画研修」を開催しています。活動の最新情報は「一般社団法人兵庫県社会福祉士会東播地区ブロック ブログ」でご案内しています。どうぞお気軽にご参加ください。
西はりまブロック
当ブロックは、姫路市を中心として相生市、赤穂市、宍粟市、たつの市、上郡町、太子町、佐用町、市川町、神河町、福崎町のエリアで活動を行っています。会員の協力のもとブロック主催の研修会の開催や地区別勉強会、懇親会など、ブロック内外を問わず、多くの会員が地域で地道な活動を展開しています。ブロック活動は、兵庫県社会福祉士会の窓口であり、地域に根差した取り組みを今後とも行っていきます。西はりま地区ブロックFacebook も一度のぞいてみて下さい。
但馬ブロック
当ブロックの区域は、豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町の3市2町からなっています。私たちは高齢者、障がい者、医療、教育、行政等と幅広い分野の仕事を持ちながら、但馬の生活環境の中で、共に生きる生活者として、地域を守っていくためのソーシャルワークを模索しています。この地域の未来が新しい日本社会の在り方のモデルとなることを目指し、地域生活ネットワーク構築のキーパーソンとして地道に動き続けます。
丹波ブロック
当ブロックの区域は、丹波市と丹波篠山市からなっています。兵庫の中央、山間部であり、少子高齢化が顕著にみられます。それだけに改めてコミュニティに支えられた福祉のまちづくりが重要です。私たちも、その一助となれるように努力していきたいと思っています。
淡路ブロック
当ブロックの区域は、洲本市、淡路市、南あわじ市からなっています。淡路地区の社会福祉士のネットワークづくりを基盤としながら、他専門職の繋がりを作り「地域の福祉職の顔が見える仲間づくり・ネットワークづくり」を目指しております。社会福祉士を中心とした研修会やまちかど相談会を実施しております。

事業活動

  • 社会福祉に関する情報提供及び相談事業
  • 権利擁護に関する相談事業
  • 成年後見・後見監督に関する事業
  • 社会福祉士等の養成支援に関する事業
  • 地域包括支援センターへの支援に関する事業
  • 社会福祉従業者研修に関する事業
  • 生活困窮者支援に関する事業
  • 高齢者虐待・障害者虐待防止等に関する事業
  • 児童虐待防止・子育て支援等子ども家庭支援に関する事業
  • 福祉サービスの質の向上のための評価に関する事業
  • 社会福祉及び社会福祉士に関する調査研究事業
  • 県・市町村の福祉計画への参画・提言
その他、この法人の目的を達成するために必要な事業