兵庫県社会福祉士会について

会長挨拶

この度、2020年度役員改選に伴い、会長に就任することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

社会福祉士は昭和62年に社会福祉の増進に寄与することを目的に国家資格として制定されましたが、33年が過ぎた今、原点回帰するとともに、「令和」の時代に即した社会福祉士の使命や社会福祉士会の役割を改めて考える時ではないかと思っています。

現在、わが国は地域共生社会の実現に向け、「わが事・丸ごと」の地域づくり、そして包括的な支援体制の整備が進められています。地域共生社会とは、『制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域を共に作っていく社会』とされています。そして、社会福祉士は、高齢者・障害者・児童などすべての領域を対象とした相談援助の福祉専門職であり、この地域共生社会の実現のなかで、今まさにその役割や使命が社会から期待され、求められていると感じています。

また、近年、地震や豪雨などの自然災害が多発しています。さらに本年は新型コロナウイルスが発生し、その感染拡大防止のため緊急事態宣言が出され、様々な制限が設けられました。これらのことにより高齢者や障害者をはじめ社会的に弱い立場の方々の、新たな福祉課題や生活課題が顕在化してきました。そして、それらの課題解決に向けて、社会福祉士や社会福祉士会に対する期待は、今後ますます大きくなってくると考えています。

このことに対応するため、兵庫県社会福祉士会としては、岡本前会長が進めてこられた「兵庫県社会福祉士会5か年計画」をもとに、本会の組織力の向上を目指していくと共に各委員会活動やブロック活動などの事業推進に積極的に取り組んでいきます。

地域からの要請や期待に応えられる社会福祉士会として、各会員が専門的な知識・技術を高め、それをもとにソーシャルワーク実践を進めることを支援し、県民や市民の皆さんに必要とされる組織となるよう努めてまいりますので、ご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

現在、県内には1万人を超える社会福祉士が登録されています。本会に未加入の方はぜひ加入いただき、社会福祉士の地位向上を目指し、一緒に活動していきましょう。

兵庫県社会福祉士会 会長 谷口 弘